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1960年代後半に沖縄CISO(Counter-Insurgency Support Office)にて開発された、タイガーストライプフィールドジャケットのテストサンプルです。非常にレアなアイテムで、おそらくこのリバーシブルタイプのフィールドジャケットはこの1着のみ現存する戦中のテストサンプル品です。ジャケットはリバーシブルになっており、おそらく雨具と迷彩ジャケットを兼ねたアイテムを開発していたものと思われます。雨具として使用する単色OD側は、1967年ごろに製造されたCISOのポンチョと同じ生地が使用されています。そのポンチョは日本製で当店のアーカイブに御座います。ボタンはゴールドタイガーストライプなどで使用された尿素ボタンに酷似しています。裏側タイガーストライプ部分は、ゴールドタイガー生地とクラシックタイガー生地の同時期に使用されたタイガーストライプ生地が使用されておりおそらく手元の生地をサンプル用に提供したため二種類の生地が使用されたものと推測されます。これらのタイガー生地から1960年代後半、1967年〜1969年ごろにこのジャケットは製造されたのではと推測されます。ジッパーなどはすべてYKKなど日本製のパーツが使用されており戦中のタイガーストライプやCISO製アイテムのステッチなどと酷似しており使用されているジッパーの一部は白い民間品などが混ざっています。ボタンの取り付け方は少し変わっており、クロスする縫い方になっています。またリバーシブル(プリントされた裏表ではなく)という非常に手のかかるアイテムである点など客観的事実からこのアイテムが当時開発中だったサンプル品であると当店は結論づけています。
以下は推測ですが、雨具と迷彩衣類を両立できるアイテムを開発していたもののポンチョの通気性の悪さやリバーシブル品の製造コスト、量産向きではない点など諸々のコストが折り合わずサンプルのみ開発され採用に至らなかったアイテムではないかと思われます。CISOの製造サンプル一覧などの資料が出てくればこのジャケットは登録されているものと思われます。
非常に素晴らしい逸品であり、これ以上ないタイガーストライプのアイテムです。
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