極寒冷地における航空任務のために生まれた、USAFを代表するヘビーゾーン・フライトジャケット、N-3B。
本品は1971年コントラクトの実物ヴィンテージ。ラベルには正式名称 「JACKET, FLYING, MAN'S TYPE N-3B」、MILスペック MIL-J-6279H、コントラクト DSA 100-71-C-0012、メーカー SKYLINE CLOTHING CORPORATION、サイズ SMALLの表記が確認できます。
N-3Bは、N-2Bと並んでUSAFの寒冷地用フライトジャケットを代表する存在。腰丈のN-2Bに対し、N-3Bは臀部までしっかり覆うロング丈とし、強烈な寒さの中で搭乗員を保護することを目的に設計されています。大型フード、フロントの二重構造、ウエストのドローコード、袖のユーティリティポケットなど、すべてが実用から生まれたディテールです。搭乗員だけでなく、グランドクルーたちも使用したジャケットです。
そして1971年製となる本品で特に魅力的なのが、フード周囲に天然ファーを備えた中期N-3Bならではの姿。後年のN-3Bとは明らかに異なる迫力があり、グレーがかったセージグリーンのシェルと天然ファーの組み合わせは抜群です。フード内側にも厚みのあるボアが入り、N-3B本来の重厚な存在感を存分に味わえます。
インターライニングはラベル表記通り100% WOOL。単なるファッションとして生まれた防寒着ではなく、USAFが厳しい寒冷環境で使用するために作った本物のフライトウェアです。日本の真冬でも非常に頼もしい一着でしょう。
メインジッパーにはSCOVILLを装備。大型ボタン、スナップ、袖のユーティリティポケット、レザー製ジッパープルなど、実物ならではのディテールもしっかり残っています。
さらに、この個体を特別なものにしているのが背面の大型ステンシルです。
「PROPERTY OF …… U.S.」と読める大きな管理用ステンシルが背中に残り、裾付近にも別の番号と思われるステンシルが確認できます。実際に軍の管理下で使用されていたことを感じさせるディテールで、無地のN-3Bとはまったく違う存在感があります。こうした実使用由来のマーキングこそ、ヴィンテージミリタリーの面白さではないでしょうか。
白いコントラクトラベルには赤色で「J.M」等と読める手書きのイニシャルも残されています。個人識別のために記入されたものと思われ、こちらも実際に支給・使用された個体ならではの痕跡です。
状態は使用感のあるUSEDコンディション。シェルには着用や保管に伴う汚れ、薄いシミ、擦れなどが見られます。背面には前述したステンシルが大きく残っています。年代、用途を考えれば、このヤレ感も含めて非常に雰囲気のある個体です。ボタンの欠損はありません。
1970年代のN-3B自体は存在しますが、天然ファーを残した中期仕様で、さらに白タグ、実使用を物語る手書きイニシャル、そして背中いっぱいに残されたステンシルまで揃った個体となると、一着としてのキャラクターはかなり強烈です。
綺麗なデッドストックとは方向性の異なる、「使われたN-3B」だからこその格好良さ。 USAFのヘビーゾーン・フライトジャケットとしての機能美と、半世紀以上前の軍用品が持つリアルな表情を存分に楽しめる一着です。
商品詳細
正式名称:JACKET, FLYING, MAN'S TYPE N-3B
MILスペック:MIL-J-6279H
コントラクト:DSA 100-71-C-0012
メーカー:SKYLINE CLOTHING CORPORATION
年代:1971年
製造国:USA
サイズ:SMALL
インターライニング:100% WOOL
ジッパー:SCOVILL
仕様:天然ファー付き中期型/背面ステンシル入り
中古品ですので返品はできません。ご了承ください。
サイズ(平置き)
身幅:62cm
着丈:85cm
裄丈:89cm