アメリカ空軍を代表するライトゾーンフライトジャケット、L-2B。本個体は1970年コントラクトのALPHA INDUSTRIES製という王道スペックに加え、単なるミリタリーを超えた“ストーリー”を宿す特別な一着です。
最大の特徴は、Bill Eveland(ビル・エヴェランド)が空軍在籍時に実際に着用していた個体である点。彼は後年、カリフォルニア州サクラメントで長年にわたり活躍した交通情報パーソナリティーとして知られ、地域では非常に知名度の高い存在でした。そのキャリアの原点とも言える空軍時代に着用していたこのジャケットは、まさに彼の人生の一部を体現するピースです。
左胸にはStrategic Air Command(戦略航空軍団)のパッチが確認できます。SACは冷戦期におけるアメリカの核抑止戦力の中枢を担った部隊であり、爆撃機およびICBM(大陸間弾道ミサイル)運用の要となる極めて重要な組織でした。このパッチが示す通り、本個体は単なる航空部隊ではなく、国家戦略レベルの任務に関わる環境にあったことを物語っています。
右胸にはCOL(大佐)階級章と「EVELAND」ネームパッチ。さらにショルダーにも階級章が付き、当時の階級・所属が明確に残されたリアルな仕様です。ここまで整った状態で個人名が残るL-2Bは非常に希少で、コレクションとしての価値も高いポイントとなります。ジッパーはSCOVILL製、ライニングは鮮やかなレスキューオレンジ。ナイロンシェルのコンディションも良好で、リブのダメージも少なく、年代を考慮すると非常に優れた保存状態を維持しています。
ミリタリーとしての完成度はもちろん、実在した人物のキャリア、冷戦期の空軍史、そしてその後の民間での成功までを繋ぐ背景を持つ、唯一無二のL-2B。単なるフライトジャケットではなく、“語れる一着”をお探しの方に強くおすすめいたします。中古品ですので返品はできません。ご了承ください。
サイズ(平置き):
肩幅 47cm 身幅 56cm 着丈 58cm 袖丈 61cm