タイ製タイガーストライプの中でも、ひときわ異様な存在感を放つ「シャドータイガー(Shadow Tiger)」。
ブラックを主体に、オリーブグリーンとブラウンが鋭く走る非常にダークなタイガーストライプです。通常のベトナムタイガーとは明らかに異なる重厚な配色で、タイ製タイガーストライプならではの魅力を存分に味わえる一着です。
前回の個体と同系統となる、1970年代頃のタイ製シャドータイガー。こうしたタイ製タイガーストライプは、タイ軍や国境警備関係などで使用されたタイプとして知られており、ベトナム戦争からその後の東南アジアにおける軍装文化を象徴する非常に面白いカテゴリーです。
何より素晴らしいのが、迷彩そのものの色味です。
黒に近い非常に深いベースカラーを残しており、その上を走るライトグリーンとブラウンのストライプとのコントラストは抜群。裏側から見ると表側とは異なったプリントの表情も確認でき、タイガーストライプ生地そのものを比較・研究する資料としても非常に魅力があります。
ディテールも非常に豪華です。胸には「SEAMAN」のネームテープとタイ文字入りテープ、「U.S. ARMY」テープ、その上には空挺系の刺繍章。襟には階級章が取り付けられ、袖にはフルカラーの部隊章がセットされています。これだけパッチが付くことで、シャドータイガーの暗いボディに色彩が入り、非常に強烈なルックスに仕上がっています。
ただし、これらのパッチ類は後付けであり、当時この組み合わせで実際に着用されていたことを示すものではありません。 パッチセットを含めたベトナム戦争当時のオリジナル着用個体としてではなく、タイ製シャドータイガーのジャケット本体を主体として評価していただきたい品物です。
胸の大型フラップポケット、袖のユーティリティポケットなど、東南アジア製コンバットジャケットらしい迫力ある作りもポイント。一般的な米軍官給ジャケットとは異なる独特のカッティングと縫製も、このカテゴリーならではの面白さです。
前回の個体同様、濃色のシャドータイガーをしっかり楽しめる非常に格好良い一着。 ゴールドタイガーなどの華やかなタイガーストライプとは対極に位置するような、黒々としたカラーリングが最大の魅力です。
コレクションとしてはもちろん、実際に着用した際のインパクトも相当なもの。タイガーストライプをすでに何着か所有している方にも、次の一本としておすすめしたい個体です。
中古品ですので返品はできません。ご了承ください。
サイズ(平置き)
肩幅:51cm
身幅:61cm
着丈:65cm
袖丈:74cm