WWII終結後、東西冷戦の時代に誕生したドイツ民主共和国、通称「東ドイツ」に存在した東ドイツ陸軍（NVA）のスナイパーなどに支給された非常にレアなスナイパースモックです。1958年〜1967年ごろまでの支給が確認されており、東ドイツ陸軍だけでなく、内務省(MDI)でも使用されていました。WWIIドイツ時代のアノラックやスナイパースモックに共通するデザインを有しつつ東ドイツ陸軍独自の改造が施されています。フードの中にはヘルメットに固定するための金具があり、スナイパーベールやモスキートネットとしても効果的なネットが入っています。花柄のような迷彩のため、ブルーメンと呼ばれたりKartoffelmuster（じゃがいも迷彩）と呼ばれたりとさまざまな通称が存在します。正しくは、Flächentarn（地域迷彩）が正式のようですが広くブルーメンターンと呼ばれています。
こちらにてご紹介するスモックは、防ガス加工が施されているため少し暗い色味です。質感にやや蝋のような感触がありますが経年により生地はなめらかです。ほぼ未使用状態ではありますが、数カ所に黒い汚れがあります。ボタンは付属品の欠損はありません。状態もとても良く、まだまだお楽しみいただけるコンディション。中にあるスタンプより、1962年製とわかります。
中古品ですので返品はできません。ご了承下さいませ。
サイズ（平置き）：
肩幅 50cm 身幅 64cm 着丈 71cm 袖丈 68cm
