武骨なミリタリーに宿る、確かな誇りと矜持。
こちらは1960〜70年代頃の米陸軍を模した、個人調達カスタム仕様のOG-107ユーティリティシャツ。ラベルには民生品ブランド「Guaranteed TROOPER Fatigues」の表記が見られ、兵士がPX(基地売店)や民間業者で調達し、実戦任務や儀礼用途に合わせて加工した可能性の高い一着です。
右肩に縫い付けられているのは、アメリカ陸軍でも屈指の精鋭として知られる第82空挺師団(82nd Airborne Division)のSSI(部隊章)。さらにその上にはRANGERタブが付き、左胸には空挺章、襟元には歩兵科の兵科章と**少尉階級章(ゴールドバー)**が装着されています。
これらのパッチ構成から、このシャツがレンジャー資格を持ち、空挺任務に従事していた若き将校のカスタムシャツであることが読み取れます。まさに精鋭中の精鋭――危険な任務に自ら飛び込むリーダーの証といえる一着です。
素材はおなじみの100%コットンサテン(OG-107)。TYPE-1モデルに見られる、光沢とコシのある生地感が残っており、やや糊付け感がある状態。それゆえシルエットはしっかりと立ち、ディスプレイ映えにも優れています。ボタンや縫製は健全で、目立った破れ・ダメージもなく、実用にも十分対応可能なコンディションです。
個人調達品のため正式支給品とは異なる点も多々ありますが、それこそがリアルな“現場の声”を反映したミリタリーアイテムの魅力。装備に「自分らしさ」と「機能性」を求めた兵士の感覚を、今に伝える貴重な存在です。
※中古品ですので返品はできません。ご了承ください。
サイズ(平置き):
【肩幅】48cm
【身幅】54cm
【袖丈】60cm
【着丈】75cm