ベトナム戦争が激化していく1960年代中頃、アメリカ陸軍特殊部隊「グリーンベレー」の歴史を色濃く感じさせる、素晴らしいOG-107ユーティリティシャツが入荷しました。
今回の一着は、当時の特殊部隊兵士が着用していた仕様をそのまま残した、非常に魅力的なオリジナル個体です。
最大の見どころは、何と言っても胸元から両袖、襟元に至るまで残された豪華なインシグニアの数々。
左袖には、グリーンベレーを象徴するアメリカ陸軍特殊部隊(U.S. Army Special Forces)の部隊章。剣と3本の稲妻を組み合わせた独特のデザインは、陸・海・空からの特殊作戦能力を象徴するもので、ベトナム戦争期の特殊部隊を語るうえで欠かせない存在です。
その上にはAIRBORNEタブが縫い付けられており、空挺資格を持つ特殊部隊員の装いを強く印象づけています。
右袖には稲妻をモチーフとした部隊章が配置され、こちらも非常に存在感のあるディテールです。
胸元には「U.S. ARMY」のネームテープと「TAYLOR」の個人ネームテープ。さらに、戦闘歩兵章(Combat Infantryman Badge/CIB)と空挺章(Parachutist Badge)が並びます。
特にCIBは、所定の条件を満たした歩兵将兵に授与される戦闘経験を示す重要な徽章であり、空挺章とともに、このシャツの持つ軍装品としての魅力を大きく高めています。
襟元には大尉を示す階級章と、歩兵科を表すクロスライフルの兵科章が取り付けられています。
これだけのインシグニアが揃った姿は圧巻で、当時のアメリカ陸軍特殊部隊の軍装を感じさせる、非常に完成度の高い一着です。
ベトナム戦争においてグリーンベレーは、通常の戦闘部隊とは異なる重要な任務を担っていました。
南ベトナム軍や現地の少数民族部隊への訓練・助言、CIDG(民間不正規戦グループ)計画を通じた国境地帯の防衛、偵察活動など、その任務は多岐にわたりました。
特に1960年代中頃は、アメリカ軍の本格的な地上戦介入によって戦争が急速に拡大していった時代です。
その激動の時代を背景に持つOG-107シャツは、単なる軍用作業服という枠を超え、ベトナム戦争史そのものを感じさせる特別なアイテムと言えるでしょう。
ボディには、米軍を代表するOG-107コットンサテン生地を使用。
しっかりとした生地感と、着用によって柔らかく馴染んだ独特の風合いが魅力です。フロントのボタン留め、左右のフラップ付き胸ポケット、シンプルで無駄のないシルエットなど、当時のユーティリティシャツらしい完成されたデザインが楽しめます。
そして、今回の個体で特筆すべきなのがサイズです。
表記は16 1/2 × 36。
首回り16 1/2インチ、袖丈36インチという比較的大きめのサイズで、ヴィンテージのOG-107シャツとしては嬉しいサイズ感です。
日本人男性でもゆとりを持って着用しやすく、シャツとしてはもちろん、軽いジャケット感覚で羽織るスタイリングにもおすすめです。
小さめのサイズが多い印象のある当時のユーティリティシャツの中で、このサイズは大きな魅力となっています。
何より素晴らしいのは、グリーンベレー仕様のパッチ類が当時のまま残されたオリジナル個体であること。
後年になってパッチを取り付けたレストア品とは異なり、当時の軍装としてのまとまりをそのまま楽しめる点は、ヴィンテージミリタリーを愛する方にとって非常に重要なポイントです。
胸元の徽章、左右の部隊章、襟の階級章まで揃った姿は、まさにベトナム戦争期のアメリカ陸軍特殊部隊を象徴するもの。
こうした背景とディテールを持つOG-107シャツは、一般的なユーティリティシャツとは一線を画す存在です。
ミリタリーコレクションとしての価値はもちろん、実際に着用しても圧倒的な存在感を放つ一着。
ベトナム戦争期のグリーンベレー装備をお探しの方、当時のオリジナルパッチが残る個体にこだわる方に、ぜひ手にしていただきたいスペシャルなシャツです。
パッチ類は当時のオリジナル仕様です。
中古品ですので返品はできません。ご了承ください。
サイズ(平置き)
肩幅:47cm
身幅:63cm
着丈:75cm
袖丈:67cm