1960年契約のオレンジライナー、USAFデカールが両方ついている非常に限られた期間のみ存在した組み合わせのL2-Bライトゾーン用フライトジャケットになります。このL2-Bにはスクアドロンパッチなど非常に素晴らしいローカルメイドパッチが縫い付けられたスペシャルなL2-Bです。
L2-Bはライトゾーンと呼ばれる低高度を飛行する戦闘機などのパイロット向けに開発されたフライトジャケットです。大元はWWII時代のA-2フライトジャケットです。その後、L-2、L2-Aなどを経てL2-Bが採用され50年代より70年代半ばごろまで使用されます。その後CWU-36Pなどへつながっていきます。元々はアメリカ空軍パイロットのフライトジャケットとして開発されましたが、ベトナム戦争では空軍だけでなく陸軍のヘリコプターパイロットなどにも使用されておりブランチの垣根を越えた活躍をしたフライトジャケットです。同型のMA-1とは異なり、ライトウェイトで10度以下の使用は想定していないため、寒冷地で着用する場合は内側に着込むことをお勧めいたします。そうすることで、問題なくお楽しみいただけます。
背面に縫い付けられているスクアドロンパッチは、81st Fighter Wingはイギリスロンドン近郊のベントワース空軍基地に駐屯していた アメリカ空軍のNATO欧州軍管轄の部隊です。元々WWII中のアメリカ陸軍航空隊の基地だったことからイギリス王立空軍から戦後にアメリカ軍基地に変更され使用され1993年まで使用されました。その基地に所属していたのが、今回の81st Fighter Wingの部隊であり右胸についているBUSHMASTERSのパッチは78th 戦略戦闘機スクアドロンの個人調達されたスクアドロンパッチです。左胸は81st Tactical Fighter Wingの部隊章になります。1945年の第二次世界大戦終結後、戦後を代表するF-101やF-4ファントムといった多くの戦闘機がこの部隊では使用され欧州の平和を守るために活躍しました。
今回のジャケットは1960年の契約のL2-BでオレンジライナーにUSAFのデカールの残っている50年代との折衷型。ウエストのリブも長くロックの付いている非常にレアな個体です。ジッパーの破損はなく全て当時のオリジナル、ウールリブの虫食いやダメージもほとんどなく手縫いされたローカルメイドパッチが物語るように冷戦が本格化する中の1959年〜1961年ごろにイギリスベントワース空軍基地に派遣されたエリート空軍戦闘機パイロットが着用していたL2-Bになります。胸には手縫いのネーム入れが残っており、個人情報、階級などはそちらで表示されていたものと思われます。背面のパッチはチェーンステッチの非常に素晴らしい出来栄え。チェーンステッチなのは非常に欧州やアメリカ製らしい出来栄え。 非常にスペシャルな素晴らしいフライトジャケットです。中古品ですので返品はできません。ご了承くださいませ。
サイズ:MEDIUM
サイズ:肩幅 50cm 身幅 120cm 着丈 62cm 袖丈 62cm