1960年契約のアメリカ空軍L2-Bフライトジャケットです。サイズはSMALLです。1960年契約のジャケットですが、50年代との折衷型です。腕にはUSAFのデカールが残っており、裏地はオレンジ、リブは長めでロックのある非常にレアなフライトジャケットです。L2-Bはライトゾーンと呼ばれる低高度を飛行する戦闘機などのパイロット向けに開発されたフライトジャケットです。大元はWWII時代のA-2フライトジャケットです。その後、L-2、L2-Aなどを経てL2-Bが採用され50年代より70年代半ばごろまで使用されます。その後CWU-36Pなどへつながっていきます。元々はアメリカ空軍パイロットのフライトジャケットとして開発されましたが、ベトナム戦争では空軍だけでなく陸軍のヘリコプターパイロットなどにも使用されておりブランチの垣根を越えた活躍をしたフライトジャケットです。同型のMA-1とは異なり、ライトウェイトで10度以下の使用は想定していないため、寒冷地で着用する場合は内側に着込むことをお勧めいたします。そうすることで、問題なくお楽しみいただけます。
今回のジャケットは、空軍の航空軍パッチが縫い付けられており、ネームと階級章が縫い付けられています。所属は第17空軍で、主として欧州に派遣されていたアメリカ空軍の航空軍の一つです。1950年代以降は西ドイツのラムシュタイン基地が駐屯地になり欧州全域の平和維持のために活躍した航空軍です。第17空軍は1996年に冷戦終結に伴い解体されています。その当時、1950年代後半〜前半にラムシュタイン基地に派遣されていた戦闘機パイロットなどが着用していたL2-Bと推測されます。汚れが数カ所ありますが破れなどはありません。リブは独特なグリーンのウール生地に修繕されており非常にかっこいいポイントです。完璧な状態ではありませんが、普段使いとしてお楽しみいただく上ではまだまだ活躍してくれるコンディションです。薄手ではあるものの、ライナーはレイヨン生地の裏側がウール生地になっているため暖かいジャケットです。ナイロン生地も風を通さない仕様で、まさに冬から秋への変わり目や秋から冬の時期ぴったりなジャケットです。ローカル改造の匂いをする素晴らしいフライトジャケットです。中古品ですので返品はできません。ご了承くださいませ。
サイズ：SMALL
サイズ（平置き）：肩幅 48cm 身幅 60cm 着丈 62cm 袖丈 65cm
