1960年代〜1970年代前半にかけて、越境作戦、北側高官やスパイの誘拐、暗殺、偵察、捕虜の救出などを目的として組織されたMACV SOGのチームパッチです。MACV SOGとは、Military Assistance Command, Vietnam – Studies and Observations Groupの略称です。日本では、SOGのことをエスオージーと呼ぶこともありますが、正しくはマクビーソグが正しい呼称名になります。MACV SOGはStudies and Observations Groupと公式には呼ばれており、それは実際のミッションを秘匿するために用いられていたカモフラージュの名称で実際には記録に残らない数多くの作戦を遂行した組織です。影の組織やBlack Opsなどとも呼ばれ、有名なアメリカのゲームCALL OF DUTYにおいても彼らをモチーフとしたキャラクターやストーリーが存在します。MACV SOGは地域によって、三つに大きく分けられておりCCN(COMMAND CONTROL NORTH)、CCC(COMMAND CONTROL CENTRAL)、CCS(COMMAND CONTROL SOUTH)と所属がございます。
MACV SOGの隊員たちは、それぞれアメリカの州や現地の地名などを名前をモチーフにしたリーコンチーム(RT、偵察チーム)に別れておりそれぞれがチーム毎のパッチを製作し制服に縫い付けたり、独自で調達したブーニーハットに縫い付けたりとして着用をしていました。
今回ご紹介するパッチは、CCC所属チームが着用していた通称ボムエクプロージョンパットと呼ばれるタイプのパッチです。MACV SOG隊員を著したグリーンベレーを被った髑髏の後ろで爆弾による爆発を示しています。ある意味「死」の象徴でもありつつ、精強さを表したデザインです。当時の台湾、もしくは沖縄などの地域で発注されたパットです。非常に有名なデザイン。
パッチは取り外し品であり裏には貼り付けた後が残っています。中古品ですので返品はできません。ご了承くださいませ。