ベトナム戦争期、現地での実戦環境に適応するために生み出された、個人調達のミッチェルパターン迷彩シャツのご紹介です。
本個体は沖縄製と推測され、すでに販売中の同系統のパンツと同時期に製作された可能性が高い一着。アメリカ軍、特に海兵隊(USMC)では、支給品に加えて現地で独自に装備を調達・改造する文化があり、本品もそうした背景から生まれた極めて興味深いアイテムです。
最大の特徴は、シェルターハーフ(ミッチェル迷彩個人用テントシェルター)生地を使用している点。本来はシェルターとして野営などに使われた生地を再利用しており、そのため生地に元々存在していた小穴やダメージがそのまま残っています。しかしながら、シャツとしての使用感は極めて少なく、仕立てられてからの使用はほぼ無いと見て良いコンディションです。
カッティングはシンプルで扱いやすいOG-107ユーティリティシャツ型。ミリタリーの中でも馴染み深いシルエットで、カモフラージュながら日常のスタイリングにも落とし込みやすいバランスとなっています。また、ボタンには当時沖縄や日本で多く使用されていたとされる尿素樹脂ボタンが使われており、やや大ぶりなサイズ感もこの個体ならではの魅力です。
支給品には存在しない、現地製ならではの自由度と合理性。さらに、実物のミッチェル生地を用いた一点物的な存在感は、既製のミリタリーでは決して味わえない特別な魅力を放ちます。
実戦の中で生まれたリアルなカスタムウェアとして、コレクション・実用ともに高く評価できる一着です。中古品ですので返品はできません。ご了承ください。
サイズ(平置き):
肩幅 47cm
身幅 60cm
着丈 69cm
袖丈 64cm