WWIIコットン製フライトジャケットの傑作B-15Aフライトジャケットの実物ヴィンテージが入荷しました。1940年代後半WWIIの1944年11月より採用され始めわずか7ヶ月で採用が終了した希少なフライトジャケットです。その希少性と完成されたデザインから、後のMA-1、その後のB-15シリーズなど数々の名作ジャケットの原型となった一着です。
襟には防寒性に優れたムートンファー(リアルファー)を採用し、インナーにはウールパイルのライニングを完備。フロントには三角形のオキシジェンタブ(酸素マスク用ホースの固定タブ)が本革でしっかり残っており、細部まで抜かりのない軍用仕様となっています。また、ジッパーはConmar社製のブラスジップで、当時ならではの重厚な金属パーツが雰囲気を際立たせます。可動ももちろんします。
本品は、おそらく第二次世界大戦中〜戦後にアメリカ陸軍航空隊が駐留していたドイツ国内の占領Erding航空隊基地(元ドイツ空軍の基地)にて使用されていたものと推測されます。同時出品中のスタジアムジャケットと同一人物が着用していました。
状態については、ポケット周辺の生地に摩耗が見られ、前身頃に小さな切り傷が一か所ございます。袖や裾のリブにも若干の経年変化がありますが、ウールパイルの保温性やジッパーの可動には問題なく、実用可能なヴィンテージとしては非常に良好なコンディションを保っています。袖のリブはおそらく交換されておりウエストのリブは支給当時のままの状態です。どちらも良い状態です。契約やサイズが記されていたタグは欠損しています。
歴史の一端をそのまま纏えるミリタリーアウター。B-15Aという型番のみにとどまらず、その背後にある“アメリカ空軍黎明期”と“戦後ドイツ駐留”という重層的な物語を宿した一着です。フライトジャケットコレクター、ミリタリー愛好家必見のアイテムです。中古品ですので返品はできません。ご了承ください。
製造国:アメリカ合衆国
製造年代:1944年ごろ
モデル:B-15A
ジッパー:Conmar(ブラス)
用途:アメリカ空軍/戦闘機パイロット用防寒アウター
使用地推定:ドイツ駐留空軍基地(戦後占領地)
状態:良好(ポケット周りに摩耗、小傷あり。リブに経年劣化。袖リブに交換あり。)
サイズ(平置き):
肩幅:44cm
身幅:53cm
着丈:61cm
袖丈:66cm