第二次世界大戦期、アメリカ陸軍空挺部隊のために開発されたM-1942 Paratrooper Jump Jacket。サイズは契約ラベルから42Lとかろうじて読むことが可能。比較的大きめな品物。
WWII米軍ヴィンテージを代表する名作であり、101st Airborne Division、82nd Airborne Divisionをはじめとするパラトルーパーの姿を象徴する一着です。
M42ジャンプユニフォームは、一般歩兵用とは異なり、パラシュート降下後に必要となる装備や物資を兵士自身が携行できるよう設計された空挺部隊専用ユニフォーム。ジャケットには胸と腰に大型のベローズポケットを4つ配置し、運動量を確保する背面のプリーツ、肩のエポレット、そしてウエストベルトを備えた非常に特徴的なデザインとなっています。
後世のミリタリーウェアやファッションにも大きな影響を与えた、まさにアメリカン・パラトルーパーを象徴するジャケットです。
今回の個体で特筆すべきは、まずそのサイズ。
内部にはオリジナルと思われる白いサイズタグが残存しており、文字は薄くなっているものの、「42L」と読み取ることができます。現存するオリジナルM42は小さめの個体も多く、42クラスの大きなサイズは非常に魅力的。実際に着用できるWWIIオリジナルを探している方にとっても注目していただきたい個体です。
そしてもう一つの大きなポイントが、オリジナルのウエストベルトが残っていること。
M42ジャンプジャケットを象徴するディテールのひとつですが、約80年という年月の中でベルトを失っている個体も少なくありません。本品はバックルを含めてベルトが残存しており、腰を絞ったM42ならではのシルエットをしっかり楽しむことができます。
フロントはジッパー開閉式で、ジッパーは現在も問題なく可動。胸と腰には立体的な大型ポケットを配置し、フラップには金属製スナップボタンを使用しています。肩にはエポレット、背面には大きなアクションプリーツが入り、機能から生まれたディテールがそのまま圧倒的な格好良さにつながっています。
さらに襟付近には、ポケットナイフなどの小物を収納するための細長い小型ポケットを装備。こうした独特なディテールも、通常のフィールドジャケットとは異なる空挺用衣料ならではの面白さです。
全体のコンディションも、この年代の実物M42としては良好です。生地には経年による使用感や褪色、小さな汚れ等はありますが、外観を大きく損なうような目立った大きな汚れは見られません。カーキのコットン生地にはヴィンテージらしい落ち着いた表情が出ており、オリジナルならではの雰囲気があります。
下部ポケット周辺には糸を切り取ったような跡が確認できますが、ポケット自体の収納には問題ありません。
注意点として、長期間保管されていた個体と思われ、金属製スナップボタンには経年劣化があります。一部ポケットはスナップの着脱が困難な状態です。無理に開閉すると生地やスナップを破損する可能性があるため、現時点で外れない箇所については無理に開けず、そのままの状態でのお渡しとなります。
M42ジャンプジャケットは1944年6月6日のノルマンディー上陸作戦における米空挺兵の姿と強く結びついた存在でもあります。実戦では降下時の負荷に対応するため、カーゴポケットや肘などへリガーによる補強を施した個体も知られています。その後、米軍ではより汎用的なM-1943フィールドユニフォームへの移行が進んだため、M42は比較的短い時期を象徴する、極めてアイコニックな空挺ユニフォームとなりました。
M-1942 Jump Trousersと対を成す、WWII U.S. Airborneの歴史そのものと言っても過言ではないジャケット。42Lと読み取れる大きめサイズ、残存するサイズタグ、オリジナルのウエストベルト、そして良好なボディコンディション。
80年以上の時間を実際に経てきたオリジナルの存在感は別格です。コレクションとしてはもちろん、サイズ条件の合う方には実物を着用するという贅沢も味わっていただける、非常に魅力的な一着です。
状態:中古品。年代を考慮すると良好なコンディション。経年による使用感、褪色、小さな汚れ等あり。下部ポケットに糸を切り取った跡あり。ポケット収納自体には問題ありません。金属製スナップに経年劣化があり、一部は着脱困難です。破損防止のため無理な開閉は行っていません。フロントジッパーは正常に稼働します。現状でのお渡しとなります。
中古品ですので返品はできません。ご了承ください。
サイズ(平置き)
肩幅:47cm
身幅:60cm
着丈:80cm
袖丈:63cm