アメリカ海軍航空部隊で使用されていたと考えられる、実物CWU-45/P コールドウェザー・フライトジャケット。サイズは推定S〜M程度。
CWU-45/Pは、MA-1をはじめとする従来のナイロン製フライトジャケットに代わる次世代装備として1970年代に登場。航空機火災などを考慮し、難燃性素材を採用したフライトジャケットとして米空軍・海軍航空部隊などで広く運用されました。
丸みを帯びた大きな襟、左右の大型フラップポケット、左袖のシガレット/ユーティリティポケット、袖と裾のニットリブ。そしてCWUシリーズを象徴するセージグリーン系の難燃性シェル。現在に至る米軍フライトジャケットの基本形を完成させた、非常に重要なモデルです。
本個体は内側に「JACKETS, FLYER'S COLD WEATHER TYPE CWU-45/P」のインストラクションラベルが残っています。もう一方のコントラクト/サイズラベルは欠損しているため、残念ながら正確な製造年、メーカー、表記サイズまでは特定できません。CWU-45Pという名称は1970年代後半ごろから確定したもので、プリーツがないので推定ですが1980年代後半ごろのモデルと思われます。
フロントおよび袖ポケットにはSCOVILLジッパーを使用。左胸にはパッチ/ネーム類を取り付けるためのベルクロが残されています。
デッドストックにはない実用品ならではのフェードが非常に魅力的です。
全体に使用感と褪色があり、特に日光や摩擦の影響を受けやすい肩から袖にかけて色の抜けが強く出ています。ボディ中央部や背面との色調差もあり、実際に長期間着用されてきたことを想像させる素晴らしい表情です。
CWU系の難燃素材は、経年や着用によって新品時の均一なセージグリーンから独特の色へ変化していきます。本品もまさにその途中にあり、光の角度によってオリーブ、グレー、ブラウンがかった色調が入り混じる、ヴィンテージらしい雰囲気に仕上がっています。
内側にも使用に伴う毛羽や細かな付着物などが見られ、決して綺麗なコンディションではありません。一方で、年代と実用歴を考えればまだ十分に着用を楽しめる状態です。ピカピカのCWUではなく、実際に航空部隊で使い込まれた雰囲気を求める方にこそおすすめしたい個体です。
サイズ表記はラベル欠損のため不明ですが、実寸・シルエットからはSMALL〜MEDIUM程度と推定されます。最終的には下記実寸をご確認ください。
単なる古着としてだけでなく、米海軍航空装備がMA-1の時代から現代的なCWUシリーズへ移行していった歴史を感じられる一着です。綺麗すぎない、使われた実物ならではのCWUをお探しだった方はぜひ。
中古品ですので返品はできません。ご了承ください。
サイズ(平置き)
肩幅:50cm
身幅:54cm
着丈:63cm
袖丈:66cm